こんにちは。マトバです。
先日地鎮祭のあった物件で地盤補強工事がありました。
地盤補強は読んだとおり地盤を補強する工事なのですが、地盤って補強しないといけないものなの?と思われる方がほとんどだと思います。
例えば、柔らかいものの上に重たいものを乗せると沈んでしまいますが、沈むのが家だと家が傾いたり壊れたりしてとても住めたものではなくなります。
そうならないよう地盤を固くする工事が必要なのですが、じゃあ柔らかい土の場所ってどこ?という話になります。
おおざっぱに言うと住居に向いているほとんどの場所は柔らかい土なのです。平地は川から運ばれてきた砂や粘土が堆積したものですし、もともと家が建っていたり田畑だった土地の場合は土を掘り起こしたり盛土したりで柔らかい土になっていることが多いのです。
では山の方がいいのかという事ですが、山は山でがけ崩れのおそれもあるのでどちらが優れているというわけではありません。
最近では災害を目にすることが多く、お客様もそういった目線からも家づくりを考える方が多くなりました。補強方法も多彩なものが現在はありますので、土地探しの段階でお声がけいただければより安全な土地探しのアドバイスも可能です。
土地や家探しをするときには、ハザードマップなどを活用してご検討してみてください。
さて、今回の工事の地盤補強は木造ですので比較的簡単なもので補強しています。
柱状改良工事という直径50~60cmの大きさで土と硬化剤を混ぜて柱状にしたものを家を支えれる固い地盤まで作る方法です。
これが、建物がコンクリートなどの重いもの、ビルなど大きいもの、地盤がもっと深いところまで柔らかいものですと、大きな杭を深い硬い地盤まで作らないといけなくなります。
見えないところですのでなかなかイメージしづらい箇所ではありますが、「縁の下の力持ち」というくらい大切なところですので書かせていただきました。
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